🇲🇲「治療拒否は拷問」スーチー氏の次男が東京で訴え

ミャンマー国軍に拘束されている民主化指導者 アウンサンスーチー氏(80) をめぐり、深刻な訴えが日本で発せられました。
次男の キム・エアリスさん が15日、東京都内の日本記者クラブで記者会見を行い、母の健康状態が悪化しているにもかかわらず、必要な医療が与えられていない現状は「拷問だ」 と国軍を強く非難しました。
🩺 悪化する健康状態、それでも治療されず
エアリス氏によると、スーチー氏は現在、
歯茎の病気で 食事が困難
骨の疾患
心臓疾患
と、複数の持病を抱えているといいます。
それにもかかわらず、国軍は十分な治療を認めていないとされ、
「国軍は政治犯を“面白半分”で拷問する。
母に必要な治療を拒むのも、その一部だ」
と、強い言葉で批判しました。
🌏 地震後に移送か…所在は不透明
スーチー氏は 2021年2月のクーデター 以降、首都ネピドーの刑務所に収監されていました。
しかし、今年3月にミャンマーで発生した 大地震 により刑務所が大きな被害を受けたため、
負傷した可能性
別の場所へ移送された可能性
があるとエアリス氏は指摘しています。
ただし、国軍は現在の所在や詳しい状況を明らかにしていません。
🏠「まずは自宅軟禁に」切実な願い
エアリス氏は、これまで一貫してスーチー氏の解放を訴えてきましたが、
今回の会見では、現実的な第一歩として、
👉 最大都市ヤンゴンの自宅での軟禁
👉 適切な医療を受けられる環境
を強く求めました。
完全な自由でなくとも、命を守るための最低限の措置 を求める声です。
🗳️「いんちき選挙」日本への要請
今回の訪日は、国軍が 今月28日から総選挙を実施予定 というタイミングと重なっています。
これについてエアリス氏は、
「民主主義とは言えない、いんちきの選挙だ」
と断じ、日本政府に対して、
民主主義回復のため
スーチー氏の自由のため
👉 より強い姿勢で声を上げ続けてほしい
と訴えました。
⚔️ 武装闘争への複雑な思い
現在、ミャンマーでは民主化勢力の一部が武装して国軍に対抗しています。
この点についてエアリス氏は、
暴力が広がっている現実を 悲しく思う
それでも、人々が立ち上がったことを 誇りに思う
と語りました。
「平和的な抗議者を国軍が攻撃した結果、
武装せざるを得ない状況に追い込まれた」
と理解を示しつつも、
「暴力は暴力を生む。
どこかで話し合いが必要だ」
と、対話への希望も口にしています。
🇨🇳🇷🇺 国軍を支えるのは誰か
エアリス氏は、国軍が権力を維持できている背景として、
中国
ロシア
インド
の存在を挙げました。
特に中国とロシアについては、
「市民を無差別に殺戮するテロ組織を支援してきた」
と厳しく非難しました。
ASEANへの失望、日本への歴史的視点
ASEAN(東南アジア諸国連合)については、
「過去5年間、ほとんど何もしていない」
「中国の影響を受けすぎている」
として、期待感は薄いと語りました。
また、日本とミャンマーの歴史にも触れ、
「帝国の支配が、今日のミャンマーの悲劇につながっている」
と指摘し、日本に対して
過去から学び、それを国民に伝える責任がある
と訴えました。
🕊️ まとめ|「沈黙しないこと」が問われている
今回の会見は、単なる家族の訴えではありません。
高齢の政治犯の人権
医療を受ける権利
民主主義と国際社会の責任
これらすべてが問われています。
スーチー氏の命と尊厳を守るため、
そしてミャンマーの未来のために、
国際社会がどこまで声を上げ続けられるのか が、今まさに試されています。
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